筋電センサー「MyoScan™」を応用したコントロールデバイスを開発中です。
ALTsの開発した汎用筋電センサー「MyoScan™」を応用し、筋電義手・VR・ARといった幅広い用途に活用できる腕輪型筋電コントロールデバイスを現在開発中です。非常に高いSN比・高感度の測定ができるMyoScanを使用することで、腕の筋電位から指の動きを読み取り、五指の動きや手首の曲げ・ひねりを再現可能なコントローラーを開発し、実用・販売を目指しています。
筋電コントローラーの仕組み
腕輪型に繋げた16個程度のセンサーで、多方面から腕にある指や手首を動かす筋肉の筋電位を測定しAI技術による学習をさせることで、各センサーが読み取る筋電位の違いから指や手首の動きを再現させることが可能になります。
ALTsの筋電センサー「MyoScan」は高感度かつ小型な乾式センサーであり、事前に電極用ジェルやシール式の電極の貼り付けが不要であることから、輪ゴム1本程度の押付圧である腕輪型コントローラーを腕にはめるだけで簡単に使用できるコントローラーとなります。
開発目標
筋電コントローラーとして組み込むために、MyoScanを今よりも高精度で筋電位を測定するための改良と、筋肉が発生させる筋電位の研究を続けています。
最終的には、手の切断された方でも腕に装着するだけで五指を自由に動かすことのできる筋電義手コントローラーとしての使用や、VRと合わせて筋電コントローラーを装着し、より没入感の高い映像体験ができるデバイスの開発を目指しています。
非常に面白い取組みですね。Meta(旧Facebook)がメタバースの実現に向けた取組みとして、EMGを紹介していた(以下動画の1:06:30~)ので、関心を持ちました。開発の成功を祈念しております。
https://www.youtube.com/watch?v=Uvufun6xer8