安価な製造

人間の指の形状や能力を機械で再現する場合、複雑な3D形状の部品が増えることでコストが高くなります。この問題を安価な板材から組み合わせることでコストを抑えた製造を可能としました。現在は、より組み立てが簡単にできる構造の開発で更なるコストの削減を目指しており、数十万円台の製造を目標としています。

五指構造

日本での装飾用義手の普及率が約9割であることから、使用者の多くは人目を気にしている傾向があります。外観を人間と同様な五指構造にすることで、これまで筋電義手の使用を避けていた方にも使っていただける義手を目指しています。また、外観だけではなく、ALTsの指制御技術により人間に近い器用さも兼ね備えています。

気軽さの向上

義手が高価であるほど壊れてしまった時の不安から気軽にお使いいただけないと考え、安く壊れにくく修理が簡単な義手の提供を目指しています。ALTsの筋電義手では、強い衝撃を逃がす特殊な機構を内蔵していることや、指ごとにパーツ交換が可能な構造にすることによって壊れにくく、もし壊れても安価に直せるという特徴があります。

国内生産

現在、高価な海外製の義手を日本で使う際にはさらに高い価格となってしまうため、国内で研究、生産、メンテナンスを行うことによって様々な面から発生するコストを削減しています

 

多様な拡張性

老若男女、様々な方に向けて提供を可能とするため、1人ひとりのサイズに最適な指パーツとハンドパーツを組み合わせて“その人だけの義手”を構成できるように開発を進めています。また、“義手を強みに”というコンセプトで、義手のジェスチャーを読み取り照明やエアコンのような家電を操作できる機能などを導入することで誰もが羨むような義手の開発を行っています。


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